心臓リハビリ適応疾患
Diseases Indicated For Use心臓リハビリ適応疾患
心臓リハビリの算定が可能な疾患
急性発症した心大血管疾患または心大血管疾患の手術後
- 急性心筋梗塞
- 狭心症
冠動脈のカテーテル治療(ステント植込み術など)後も含まれます。
- 開心術後
冠動脈バイパス術、弁膜症手術、心臓移植などが含まれます。
- 大血管疾患
大動脈解離、解離性大動脈瘤、大血管術後などが含まれます。
- 経カテーテル大動脈弁置換術後(TAVI)
慢性の心大血管疾患
- 末梢動脈閉塞性疾患
間欠性跛行を呈する状態のもの
- 慢性心不全
次の①~③のいずれか一つ以上を満たす状態のもの
①左室駆出率40%以下
②心肺運動負荷試験(CPX)における最高酸素摂取量80%以下
③血液検査でBNP80pg/mL以上またはNT-proBNP400pg/mLLE - 肺高血圧症
肺動脈性肺高血圧症または慢性血栓塞性肺高血圧症であり、WHO肺高血圧症機能分類がI~III度の状態のもの
急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)4)では「HFrEF患者に対し、自覚症状改善と運動耐容能改善を目的とした外来心臓リハビリテーションでの運動療法の実施」について推奨クラスI、エビデンスレベルAで推奨されています。